2025年ASCO乳がん臨床試験の要約 HER2陽性進行・転移性乳がんに 対する一次治療としての トラスツズマブデルクステカン+ ペルツズマブとタキサン+ トラスツズマブ+ペルツズマブの 第3相比較試験: DESTINY-Breast09中間解析 ASCO4 日目のLate Breaking Session として朝7:30 からの特別枠にも関わらず、 非常に多くの参加者が聴講に訪れた。本講演はDESTINY Breast09(DB09)の中間解
2025年ASCO乳がん臨床試験の要約 ER+/HER2-進行乳がんにおける 一次内分泌療法中にctDNA-での ESR1-変異検出時にCamizestrant+ CDK4/6-阻害剤に変更する 第3相二重盲検試験(SERENA-6) 70%の乳がんはER+/HER2-タイプであり、ER を構成するESR1 遺伝子に変異が生 じると、エストロゲンの有無に関わらずにER の活性化につながる。ER+/HER2-進
2025年ASCO乳がん臨床試験の要約 PD-L1陽性の未治療進行/転移性 トリプルネガティブ乳がん患者を 対象に、サシツズマブゴビテカン+ ペムブロリズマブ併用療法の 有効性と安全性を評価した第III相 ASCENT-04/KEYNOTE-D19試験 PD-L1陽性進行/転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)の1次治療での改善が望 まれており、アンメットニーズである。mTNBCのうちPD-L1陽性例は40%程度含 まれているが、化学療法+免疫チェックポイント阻害剤のPFSは7.5-9.7ヶ月に留 まっており、約半数の患者は2次治療が実施されていない。サシツズマブゴビテカン
2024年SABCS乳がん臨床試験の要約 TBCRC-056試験: BRCAあるいはPALB2変異の あるER陽性HER2陰性の 乳癌患者におけるニラパリブ+ ドスタルリマブの術前療法 オープンラベルの無作為第2相試験であるTBCRC 056試験では、PARP阻害剤薬のニラパリブと抗PD-1抗体薬のドスタルリマブの併用を術前補助療法として投与した際の効果を判定している
2024年SABCS乳がん臨床試験の要約 COMET試験: 低リスク非浸潤性乳管癌に おける積極的なモニタリングと 手術(±放射線療法)の 早期アウトカムと 患者報告アウトカムの比較 COMET試験では、低リスク非浸潤性乳管癌(DCIS)患者における積極的なモニタリングの有用性を検証した。ガイドラインに準拠した治療法(手術±放射線療法)と比較して、積極的なモニタリングは非劣勢を示した。
2024年SABCS乳がん臨床試験の要約 PATINA試験: HR+/HER2+_転移性乳癌に おけるパルボシクリブ追加療法 PATINA試験は導入療法後に病勢進行の無いホルモン受容体 (HR) 陽性HER2陽性の転移性乳癌患者を対象とした無作為化非盲検の第3相臨床試験である。
2024年ASCO乳がん臨床試験の要約 DESTINY-Breast06試験の詳細 DESTINY-Breast06試験では具体的に転移性乳癌(mBC)の中でもHER2低発現または、HER2超低発現患者(新しい分類の患者タイプ)に対してトラスツズマブデルクステカン(TDXd)をファーストライン化学療法として処方した場合に着目した。
2024年ASCO乳がん臨床試験の要約 米国における乳癌治療宝庫: FDA-承認された抗体薬物複合体-(ADC) 現在ホルモン受容体陽性かつHER2陰性あるいは低発現の転移性乳癌(mBC)のためにFDAから承認されている抗体薬物複合体(ADC)は、トラスツズマブデルクステカン(TDXd)とサシツズマブゴビテカン(SG)の二つある。
2024年ASCO乳がん臨床試験の要約 新規抗体薬物複合体 (ADC) 現在新規抗体薬物複合体(ADC)、ダトポタマブデルクステカン(Dato-DXd)が開発中である。内分泌療法で進行し、局所進行性あるいは転移性癌のために化学療法を1から2ライン受けたホルモン受容体陽性HER2陰性の転移性乳癌(mBC)患者を対象としたTROPION-Breast01試験では、患者は無作為に1対1の割合でDato-DXdあるいは担当医選択治療(TPC)に割り当てられた。TPCにはエリブリン、ビノレルビン、ゲムシタビン、カペシタビンが含まれていた。